胸と肩に入ったTattooの除去を希望され、
約1年前から治療をされてきたお客様です。
どちらも3回のPicoSure®でのレーザー治療を行ってきました。
まずは胸のtattooです。
胸のtattooは黒、緑、ピンクの色が使用されていました。
ピンクに対しては532nmのハンドピースを用いて照射し、
ほぼ肌色になりました。
(PicoSure®は色によってハンドピースを変えます。)
緑はだんだんと薄くなってきて、
黄色みが残っている段階です。
10か月前から3回照射したところですが、
経過中皮膚のダメージによる赤みが強く出たため、
4か月ほどあけながら行いました。
次が肩のtattooです。
こちらは755nmのハンドピースのみを使用しています。
13か月前から照射を開始して
3回目が終了して8か月が経過したところです。
肩はケロイドの好発部位です。
レーザー治療でも体質によっては照射部が肥厚して
ダメージからの回復に時間を要することがあります。
折角レーザー治療をしているので、
時間がかかっても合併症を可及的にするなくするため
時間を空けながら照射をすることをお勧めしています。
肩も胸も後もう一息というところまで来ました。
最後まで共に頑張りたいと思います。
レーザー治療は切開と異なり切って縫った傷は出来ませんが、
レーザーによるダメージで色素沈着したり
逆に肌色そのものがなくなる色素脱失を認めることがあります。
そのような合併症を少しでも減らすためにも
照射回数は少なくなる方法をお勧めしています。
それは取りも直さず照射間隔をあけることです。
治療に時間はかかりますが、
tattooを入れた過去を消したいという気持ちを
応援しますので、焦らず綺麗なゴールを
共に目指したいと思います。
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