脇の匂いを取る。圧迫するということ

脇の匂いの元となっている
アポクリン汗腺。
これを切除することで
匂いの元から取り除くことができます。
分泌されるタンパクのせいでできる脇の黄色染みや
耳垢のべとつきがある方は
アポクリン汗腺が多めの方です。
取り方は古典的な切開により
アポクリン汗腺を切除する方法と
器械を用いて裏から削り取る方法です。
切開してしっかり取るメリットは
目視でしっかり切除できることです。
ただ術後の圧迫がとっても重要です。
この圧迫さえ乗り切れば
経過は良好です。
圧迫を怠ると血腫や治癒遅延を招き、
脇の瘢痕拘縮の原因にもなります。
私は長めに5〜7日の
圧迫を行っています。
この症例は圧迫を早めに取ってほしいということで
術後5日目に圧迫を解除しました。
血腫も感染もなく、経過は順調です。
皮下にもアンカーの縫合を入れ
面からもアンカーの縫合を行います。
これらの抜糸は術後7日目です。
1〜2か月は脇のつっぱり感が出ますが、
3か月程度で落ち着いてきます。

脇の匂いでお困りの方は
是非相談にお越しください。

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